さて、
前回はCDブートから
ハードディスクの全領域をFreeBSD用に設定するっていうところまでを終えたね。
お疲れさま!
じゃあ、今回はさらに細かいインストール作業を進めていくよ。
●ブートマネージャーの選択これは3人のうち誰にFreeBSDを起動してもらおうか、という選択だね。
ここでは真ん中の
「Standard」を選択しよう。
●各パーティションの作成さて、ブートマネージャの選択をしたらまた
「Message」が出たね。
これは「さっき作ったパーティション(実はスライスと呼ばれるんだけど)の中に、さらに細かいパーティションを作ってちょうだいね」ということだよ。

というわけで
[ OK ] を押そう。
すると下図のようなパーティション設定画面
「FreeBSD Disklabel Editor」になるよ。

この画面でこれから作成するパーティションは次の6つ。(もしこれが面倒ならまた
「A」を押して自動選択するといいよ)
1.
/ (512MB〜1GB)
2.
swap (搭載メモリ容量×2)
3.
/var (1GB〜2GB)
4.
/tmp (512MB〜1GB)
5.
/home (4GB〜)
6.
/usr (12GB〜)
各パーティションに示した容量はあくまで目安だよ。20GBのハードディスクがあれば上記の容量は確保できるんじゃないかな。
もし容量がたっぷりあって余ってるんなら、
「/usr」と
「/home」にたっぷり分けてやると良いよ。
さて、じゃあどうやってパーティションを作っていくかってことだよね。
●「/」を作ろう「FreeBSD Disklabel Editor」で
「C」を押そう。(これはパーティションの
「Create」ってことだよ。)
すると容量はどれくらい必要なんだい?って聞いてくる。

まず、すでに入力されている数字をバックスペースキーで消していこう。このままOKしちゃうとHDDの全領域が「/」になっちゃうからね。
(もし間違った領域サイズを指定したりしてサイズを修正したくなったら、そのパーティションを削除しよう。やり方は下に書いとくね。)
じゃあさっき
「/」は512MB〜1GBって書いたから、1GBの「/」を作成してみようか。
「1G」と入力して
[ OK ] を押そう。

すると
「FS」か
「Swap」かというのを聞いてくるので
「FS」を選択しよう。

今度はどういう名前のパーティションにするのさ、って聞いてくるから、ここで
「/」と入力してあげよう。

さあ、これで
[ OK ] ボタンを押せば「/」パーティションが作成されるよ。

どう?
うまくできたかな。各パーティションはこんな感じで作るんだよ。
ああ、でも
「Swap」はちょっと違うんだよね。そうそう、さっき
「FS」か
「Swap」かって聞かれた、あそこがポイントだよ。
※もしパーティションの設定を間違っちゃったら
一度そのパーティションを削除しなきゃいけない。
やり方は、削除したいパーティションを上下キーで選択した上で「D」を押そう。そしたらそのパーティションが削除されるから、もう一度「C」を押して作成できるんだよ。
削除したのにエラーが出てパーティションが作成できない!って時は一旦すべてのパーティションを削除してもう一度「C」で「/」を作るところからやり直してみよう。
●Swapを作ろうSwapを作るときも
「C」を押そう。
Swapの容量は搭載メモリの2倍というのが適切らしいよ。ここでは
「256MB」に設定してみよう。
というわけで容量には
「256m」と入力。(MやGなどの単位は大文字小文字関係ないようだ)

次に
「Swap」を選択しよう。ここで
「Swap」を選ばないとSwap領域にならないからね!

さて、これで各パーティションの作成方法は分かったかな?
ちなみに僕はこんな構成にしてみたよ。(ちょっと「/usr」の領域が不足気味なんだけど、それはハードディスクの容量が少なかったからだよ)

うまく各パーティションを作れたかな。
上図のように各パーティションの設定が終わったら、
「Q」を押してパーティション設定を終了しよう。次へ進もう。
●ディストリビューションの選択さて、次はインストールする構成(ディストリビューション)の選択だよ。ここではXウインドウを使わずにサーバとして構築するので、
「Developer」を選択して
スペースキーで「X」印をつけよう。

すると
「User Confirmation Requested」という選択画面が表示されるね。
これはFreeBSD特有のportsという仕組みを使って
「なにか一緒にインストールしておくかい?」ということを聞いているんだ。
ここでは
[ Yes ] を選択しよう。
するとまたさっきのディストリビューション選択画面に戻るから、下部メニューの
[ OK ] を押そう。
●インストールメディアの選択選択ばかり続くね、でももうすぐ実際にインストールが始まるからもうちょっと我慢してよ。さて、今度はインストールをどのメディアから行うかというのを選ぶんだ。
ここではCD-Rでのインストールを行うつもりだから、
「1 CD/DVD」を選択して
[ OK ] を押そう。
●インストール開始!メディアを選択すると、「インストールしちゃうけど本当にいいの?」っていう選択画面が出てくるね。
ここまで無事に来られれば迷わず
[ Yes ] で大丈夫!

さあ、インストールが始まったよ!

あれこれと準備したりして、さっき設定したパーティションにFreeBSDがインストールされていくよ。

マシンの性能によってはだいぶ時間がかかるかもしれないね。
コーヒーブレイクかご飯の時間にしたらいいんじゃないかな。
僕はインストールの間ずっと読書してたよ!
●インストール完了さあ!下図の
「Message」が出たらインストールはひとまず完了だよ!お疲れさま!

インストール完了後に早速で申し訳ないんだけど、すぐ次の設定をしていかなくちゃいけないんだ。
では、また次回でね。